M3Dシステムとは?

 

今までのトリートメントは、傷んだ髪にコラーゲンやケラチン、ヒアルロン酸などを粒子の細かい状態で浸透させ、シリコン(シリコーン)によるコーティングでその持続性を保っていました。

しかし実際には、どんなに髪の内部に入れ込んでも、内部、奥深くに無数に空いた穴を埋めて定着させることは難しく、 シャンプーのたびに流れ出てしまうのが難点でした。
そのため、表面にコーティングを施して、タンパク質の流出を防ぐというのが従来のトリートメントの考え方でした。

ところが、ただイオン結合をさせ、髪の表面に油やシリコーンをコーティングするという方法では、 数回のシャンプーで取れてしまう場合が多かったのです。その上コーティングがはがれる際には表面のキューティクルを壊しながらはがれて行くことが確認されています。

M3Dトリートメントは、従来のトリートメントのように「なにかで覆う」ものではなく、髪自体を分子レベルで正常なタンパク質に作りなおすものです。
つまり、髪そのものが健康になるため、持続性が高く、扱いやすい状態が長くつづくのです。

また、キューティクルをこじ開けるために、通常多くのお店では強い薬液を使います。
しかし、強い薬液を使わずにキューティクルを通り、さらに、そのキューティクルの下の毛表皮をくぐり、 髪の芯までミネラルや色素成分を届けるには、キューティクルの隙間よりももっと小さなサイズの液体が必要です。 M3Dトリートメントでは非常に粒子の細かいM3Dスーパートリートメント溶液(注1)を使うことで、 自然に素早く髪の芯まで浸透しダメージ部分のタンパク質をすばやく修復します。(注2)

また、基本的にコーティングを行っていないので、[とれる]という概念さえも無いのです。これはまさに『髪の治療』、虫歯やケガと同じように完治さえさせてしまえば、その後のケアは飛躍的に楽になりサロンにいらした時の施術もメンテナンス感覚でよくなるのです。

 

注1:スキンケア(M3Dファンデーション・化粧水など)にも使用されている内容成分です。
注2:すでにシリコンがついている場合MSR(シリコン除去)の施術が必要。